【ニュース】 西武鉄道、「所沢駅東口駅ビル計画」の事業内容を決定、線路上空に地上3階、東口に地上5階建の複合施設を開発 埼玉県所沢市
2016.02.17
西武鉄道株式会社(埼玉県所沢市、若林久社長)は2月15日、所沢駅周辺エリアの社有地で検討を進めていた「所沢駅東口駅ビル計画」の事業内容が決定したと発表した。
決定した事業内容は、線路上空に地上3階、東口に地上5階建の複合施設を開発するというもの。
既存の駅舎・エミオ所沢を活かしつつ、新たに線路上空と東口社有地に加え、既存の店舗などを解体した敷地を活用、鉄道施設を挟み、東西が一体化した駅舎と商業施設を建設する。
商業施設の店舗面積は約1万8,500㎡の規模で、生鮮食品・グロサリー、アパレル・ファッション、雑貨、書籍、カフェ・レストラン、所沢市の市民サービスコーナーなど、約120区画の多様なテナントを集積した4層の店舗フロアを構成。
駅から商業施設の北側へ直接出入りできる改札を設置するほか、憩いの場となる広場なども整備、次世代型の駅ビルを目指す。
また、駐車場は建物の上層階に設置、駅周辺の道路渋滞を考慮し出入り口を2カ所設置する予定で、駐輪場についても商業施設の南北に複数個所設置する予定。
さらに、防災備蓄倉庫や非常用電源の設置、災害時における帰宅困難者の受け入れスペースの確保なども計画しているという。
「所沢駅東口駅ビル計画」の事業費は268億円。
敷地面積は約3万9,400㎡(西武鉄道ビル敷地を含む)。
延床面積は約11万6,000㎡(増築約6万6,400㎡、既存約4万9,600㎡)。
構造・規模は鉄骨造・地上5階地下2階。
工期は2016年8月~2020年6月(予定)。
開業予定はⅠ期が2018年春(予定)、Ⅱ期が2020年夏(予定)。