【ニュース】 イオンモールと厚生会、「東北大学雨宮キャンパス跡地」で医療・福祉施設の設置を共同検討、「雨宮キャンパス移転まちづくり検討報告書」を尊重 宮城県仙台市

2016.02.05
イオンモール株式会社(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)と一般財団法人厚生会(仙台市青葉区、目黒泰一郎代表理事)は2月3日、東北大学雨宮キャンパス跡地の土地活用における医療・福祉施設の設置について、共同で検討を進めていくことに合意したと発表した。
今後の計画は、「東北大学キャンパス移転まちづくり会議」により発表された「雨宮キャンパス移転まちづくり検討報告書」を尊重して行う。

イオンモールは、国立大学法人東北大学(仙台市青葉区、里見進総長)が入札公告した東北大学農学部「雨宮キャンパス跡地」の活用について応募、2014年1月に開発事業者として選定され、現在その活用方法について検討を進めている。
東北大学農学部「雨宮キャンパス」は、「仙台」駅から約2km、仙台市役所から約1kmに位置しており、2016年度には青葉山新キャンパスへ移転予定。

同計画地については、仙台都心周辺部の市街地にあることやその規模などから、仙台商工会議所をはじめ、東北大学・仙台市・学識経験者で構成する「東北大学キャンパス移転まちづくり会議」により、キャンパス移転後のまちづくりに関する検討が行われ、2013年4月には「検討報告書」が発表されている。

イオンモールは、同「検討報告書」を尊重、コンセプトを「“Sustainable Community”-多様な世代が住み、交流し、将来的にわたって継承される緑豊かなコミュニティ-」として、商業施設をはじめ、医療・福祉施設(地域医療支援病院)、集合住宅施設のほか、自動車用通路や歩行者空間、広場を設けることなどの計画を仙台市に提案。

この内の医療・福祉施設の設置については、イオンモールと厚生会が共同で検討し、詳細な計画とその推進については厚生会が担うことにより、「検討報告書」が掲げたコンセプト「『杜の都』の“まちなか暮らし”を先導するスマートタウン」の実現に寄与していくという。

東北大学農学部「雨宮キャンパス跡地」の所在地は仙台市青葉区堤通雨宮町10番3。
敷地面積は約9万3,000㎡。