【ニュース】 世界遺産の仙巌園・尚古集成館、「薩摩のひなまつり」を4月21日まで開催 鹿児島県鹿児島市
2016.02.01
株式会社島津興業(鹿児島県鹿児島市、島津忠裕社長)は、同社が運営する世界遺産の仙巌園・尚古集成館(鹿児島県鹿児島市)で、「薩摩のひなまつり」を、1月30日~4月21日の期間開催する。
「ひなまつり」は、春を迎える日本の美しい伝統行事。
「薩摩のひなまつり」には、この習わしを見直し、世代に語り継いでもらおうとの願いが込められている。
また、春の同園は、梅や桜が咲きほこる一年で一番美しい季節。
梅の開花が始まるころカンヒサクラも開花し始め、春の足音が刻々と近づき、美しき春の同園を楽しめるという。
同園では開催期間中、鹿児島独自の紙びなを、県内唯一の製作工房・小澤人形の指導のもとで製作する「薩摩糸びな手づくり教室」を実施。
その他、曲水の流れに1年間の幸せと健康を願って可愛い竹の船にのった身代わりびなを流す神事「流しびな」、曲水の流れに盃を浮かべ和歌を詠む島津家伝来の風雅な春の行事「曲水の宴」など、様々なイベントも実施するとしている。
尚古集成館・別館では、姫君のお輿入れにお供した島津家伝来の「人形と雛道具」が優雅に春を彩る。
館内では、島津家に伝わる有職雛(ゆうそくびな)や御所人形、鹿児島県指定有形文化財の豪華なひな道具99種407点を展示。
同園では、5代将軍徳川綱吉の養女・竹姫が亨保14(1729)年に22代島津継豊のもとに輿入れした際に持参したとされる将軍家の豪華なひな道具が、現在も残されているという。