【ニュース】 近畿大学峰滝和典教授のゼミ生、明治時代から伝わる伝統の大釜で作る「おかゆイベント」を1月10日に開催、東大阪市指定文化財の旧河澄家をPR 大阪府東大阪市

2015.12.25
近畿大学(大阪府東大阪市)経営学部キャリアマネジメント学科の峰滝和典教授(コミュニケーション論専攻)ゼミの学生(19人)は、東大阪市指定文化財の旧河澄家で、明治時代から伝わる伝統の大釜を使用した「おかゆイベント」を2016年1月10日に開催する。

同イベントは、日本の伝統行事の一つである七草粥にちなんだもの。
当日は、旧河澄家に明治時代から伝わる伝統の大きな釜で学生が炊いたおかゆを来場者に振る舞うという。

旧河澄家とは、江戸時代の旧家で、明治初期には私財を投じて小学校を設立するなど、地域の発展に貢献した。
住宅は増改築の繰り返しながらも江戸時代初期の様相を残した母屋があり、その西側には数奇屋風書院造りの棲鶴楼(せいかくろう)と呼ばれる奥座敷がある。
棲鶴楼は、寛政10年(1798)に「雨月物語」の作者で知られる上田秋成が訪れた史跡であり、近郷文人たちの文芸サロンとなっていた。

同ゼミの学生は、旧河澄家の指定管理者・株式会社アスウェルとともに、旧河澄家をPRするプロジェクトに2015年度から取り組んでいる。
同イベントは、来場者に東大阪の文化を知ってもらう機会であると同時に、学生がコミュニケーション力・企画運営力・交渉力を身に着ける実践的学びの場にもなるという。

「おかゆイベント」の開催日時は2016年1月10日、一部10時~・二部
12時~、三部14時~(各回50人分)。
会場は旧河澄家(東大阪市指定文化財)、交通は近鉄奈良線「石切」駅より徒歩20分。
対象は一般の人(参加無料・申込不要)。