【ニュース】 京都丹後鉄道、特急列車「丹後の海」の2編成目が12月26日に登場、京都表具協同組合の全面協力で金箔の装飾品を設置 京都府宮津市
2015.12.22
京都丹後鉄道(運営:WILLER TRAINS株式会社、京都府宮津市、村瀬茂高代表)は、11月13日より運行を開始した特急列車「丹後の海」の2編成目(1編成2両、自由席車両+指定席車両)の運行を12月26日より開始する。
2編成目は、水戸岡鋭治氏の設計・デザインに加え、京都表具協同組合(田中善茂理事長)の全面協力を得て、自由席側に金箔の装飾品を設置するなど、1編成目とは異なる工夫を施した。
初日となる12月26日は、「たんごリレー号」等での運行を予定しているという。
京都表具協同組合の協力による装飾品(金箔の飾り)は、パブリックスペース天井部分に設置。
お椀型の曲面に本金箔を施工した。
曲面への箔押しは難しいとされているが、箔と箔の継ぎ目を綺麗に揃
え、また、化学変化を起こさないよう、接着と表面コーティングには自然素材の「膠(にかわ)」を使用するなど、工夫を凝らしたという。
同装飾品は、下から照明をあてることでより一層輝きを増し、贅沢な空間を演出。
本金箔の空間は運気が上昇するといわれ、縁起のよい空間の中で、鉄道の旅を楽しめるとしている。
また、車内にある48枚の額絵や、窓枠などに施された組子細工のデザインなどは、1編成目とは異なるものとした。