【ニュース】 飯田橋駅中央地区再開発準備組合、事業協力者に野村不動産を選定、計画策定に着手 東京都千代田区
2015.12.02
飯田橋駅中央地区再開発準備組合(2015年9月設立、東京都千代田区、穂保国雄理事長)はこのほど、東京都千代田区飯田橋四丁目及び富士見二丁目の一部他(飯田橋駅中央地区)の再開発計画で、事業協力者に野村不動産株式会社(東京都新宿区、宮嶋誠一社長)を選定、具体的な計画策定に着手したと発表した。
「飯田橋駅中央地区」は、開発がすすむ飯田橋駅西口地区とアイガーデンエリアをつなぐ地区。
JR飯田橋駅東口と、目白通りが交差する大変人通りの多い立地ながらも、広場空間がないことがまちの課題として長年取り上げられており、まちづくりの気運が高まっている地区でもあるという。
今後は、「飯田橋・富士見地域まちづくりガイドライン(案)」をはじめとする上位計画に習い、まちづくりの目標を「駅前広場一体型複合都市拠点の形成」とし、「交通機能整備」「まちづくり」「大災害時対策」を重視し、計画を行っていくとしている。
「交通機能整備」では合理的な道路整備、駅前広場整備をはじめとする安全な歩行空間の拡充により、地下と地上を積極的につなぎ、みどりと賑わいのネットワークを強化。
同時に、目白通りから奥まった住宅棟周辺は、やすらぎを大切にした屋外空間を創出する。
「まちづくり」では、駅前広場・ゆとりある歩道状空地などを整備するとともに、これに面して店舗ゾーンを計画。
ゆとりある屋外空間と合わせて店舗を整備することで、立体的に賑わいの広がる風景を創出する。
「大災害時対策」では、東西線の改札口とJR駅東口をつなぐ通路に面して立体的な駅前広場「駅前プラザ」を整備することで、周辺の歩行者ネットワークの拠点となる広場にするとともに、大災害時には、帰宅困難者の一時待機スペースとしても機能する広場とする。
なお同社は、隣接街区の富士見二丁目北部地区第一種市街地再開発事業(名称:飯田橋プラーノ、2009年3月完成)で、特定業務代行者及び参加組合員として参画。
住宅・事務所・店舗を中心とした複合再開発に取り組んできたという。
「飯田橋駅中央地区市街地再開発事業」の所在地は東京都千代田区飯田橋四丁目8番及び9番、富士見二丁目6番の一部)。
施行区域面積は約1.0ha。
スケジュールは、2015年度9月飯田橋駅中央地区再開発準備組合設立、2016年度都市計画決定(予定)、2017年度組合設立認可(予定)、2018年度権利変換計画認可(予定)、2019年度除却・本体工事着工(予定)、2022年度工事完了・竣工(予定)。
計画建物用途は、業務・商業・住宅・その他(予定)。