【ニュース】 日本空港ビルデング、羽田空港国内線旅客ターミナルに次世代型ロボットを導入、サイバーダイン社製ロボットHAL®等の運用を開始 東京都大田区
2015.09.30
日本空港ビルデング株式会社(東京都大田区、鷹城勲社長)は、羽田空港国内線旅客ターミナルビル(東京都大田区)で、CYBERDYNE株式会社(茨城県つくば市)のロボットスーツHAL®等を、9月30日より導入した。
同社は今年7月2日、CYBERDYNE株式会社と次世代型ロボット導入等に関する基本合意書を締結。
羽田空港国内線旅客ターミナルでのロボットの活用に向け、実証実験を行ってきた。
導入目的は、日本の玄関口である羽田空港から日本の技術を発信するほか、空港利用者に対する安全・安心・便利を前提とした良質なサービスの提供、および、空港従業員がより健康的に働きやすい環境を創出すること。
導入したロボットは、「ロボットスーツHAL®作業支援用(腰タイプ)」×3台、「搬送ロボット」×3台、「クリーンロボット」×5台。
「ロボットスーツHAL®作業支援用(腰タイプ)」×3台の対象作業は、物流関連作業・物販店での商品補充リムジンバスの荷物積込みと下ろし作業(東京空港交通株式会社と協力)。
「搬送ロボット」×3台の対象作業は、地下倉庫間での荷物搬送。
「クリーンロボット」×5台の対象作業は、空港内清掃、店舗等の床清
掃。
今後は、同ロボットの導入にあたり、その効果等を検証し、対象作業・エリア・台数の拡大を図るとともに、導入ロボットの機能向上に加え、未来の空港のあり方を見据え、空港の省力化・高度化等を目的とする新しいロボットの研究開発についても、CYBERDYNEと取り組んでいくとしている。
引き続き、関係事業者との連携を含め、オール羽田で、「世界に先駆けた、空港におけるロボット技術活用の未来像」を創出していく。
CYBERDYNE株式会社は、筑波大学大学院システム情報工学研究科・サイバニクス研究センターセンター長・山海嘉之教授の研究成果で社会貢献するため2004年6月に設立。
実用化技術にとどまることなく、エンドユーザーの生の声を生かして更なる飛躍を目指した強力な研究開発体制を構築し、独創的な製品群を届けるとしている。