【ニュース】 JR九州と肥薩おれんじ鉄道、クルーズトレイン「ななつ星in九州」の新ルートで肥薩おれんじ鉄道経由で合意 熊本県八代市

2015.09.11
九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区、青柳俊彦社長)と肥薩おれんじ鉄道株式会社(熊本県八代市、淵脇哲朗社長)は9月10日、来年4月から運行するクルーズトレイン「ななつ星in九州」の新ルートの一部で、肥薩おれんじ鉄道を経由することで正式に合意したと発表した。

新ルートでは、3泊4日コースのうち、3日目(毎週木曜日)の鹿児島から熊本に向かう運行ルートを、現行の肥薩線経由から肥薩おれんじ鉄道
(川内~八代)を通るルートに変更する。
肥薩おれんじ鉄道沿線に元気を届けるとともに、魅力あふれる車窓からの風景や沿線の様々な魅力を発信することで、更なる九州全体の活性化につなげていくという。

肥薩おれんじ鉄道は、熊本県八代市から鹿児島県薩摩川内市までの7つの市町を結ぶ第三セクター鉄道。
116.9kmに渡る区間には28の駅があり、車窓からは沿線の産物であるオレンジ色をした柑橘の果樹や、鮮やかな海の青さに彩られた美しい海岸線といった、九州の中でも有数の絶景が臨める路線となっている。

新ルートのコースでは、「薩摩高城」駅に停車、同駅付近の海岸で東シナ海を眺める散策を行うほか、「水俣」駅では停車中の車内で九州の食材を使用したフレンチ料理の夕食を提供する予定だという。

クルーズトレイン「ななつ星in九州」の新ルート運行開始時期は平成28年4月より(運行初便については改めて告知予定)。