【ニュース】 山口県、イソップ寓話の「金の斧」「銀の斧」で新たな企業誘致プロモーションを開始 山口県山口市
2015.09.10
山口県は、同県の優れた立地環境と、充実した優遇制度を企業関係者に告知するため、「希望の女神」企業誘致プロモーションを開始する。
同プロモーションのコンセプトは、「企業の願い(業績拡大)をかなえる希望の施策(企業立地施策)」。
希望を想起させる「希望の女神」を用いたイソップ寓話のデザインを使用し、同県の優れた立地環境を「金の斧」、充実した優遇制度を「銀の斧」に見立て、湖面で良水(工業用水)をイメージした。
同県には、良質で低廉な工業用水や豊富な産業人材、道路・港湾などの優れた立地環境や、全国トップクラスの補助金など、充実した優遇制度があるものの、大都市圏の 企業経営層にはこれらのメリットが十分に認知されておらず、他県との競争も厳しさを増している状況だという。
今回実施する同プロモーションは、企業誘致を担う商工労働部と工業用水を所管する企業局が連携する形で新たな「企業誘致プロモーション」を展開、全国に発信するもの。
優れた立地環境「金の斧」では、道路・鉄道・空港・港湾が充実した「良好な交通アクセス」、東アジアに本州で最も近くグローバルな拠点となる「東アジアのゲートウェイ」、工業系学科生徒数の割合が全国3位という「豊富な産業人材」、全国3位の地震の少なさと台風なども少ない「災害等のリスク分散に適した地」、日本一の給水能力で低廉な料金の「工業用水の安定供給」、基礎素材型・輸送用機械・医薬品などが集積する「充実した産業集積」、様々なニーズに対応した「多彩な産業団地・事業用地」、県・市町の強力な連携と東京・大阪の相談窓口を活用できる「ワンストップサービスの推進」の8点を訴求する。
一方、充実した優遇制度「銀の斧」では、「工場等建設促進補助金」「地方分散支援補助金」「山口県産業団地取得補助金」「工業用水引込管設置支援事業」「やまぐち産業戦略研究開発等補助金」の5つを訴求するという。