【ニュース】 小田急電鉄、海老名駅間地区の開発計画概要を決定、「憩う・くらす・育む」をキーワードに開発計画が始動、2016年3月より海老名駅に特急ロマンスカーが停車 神奈川県海老名市

2015.08.31
小田急電鉄株式会社(東京都新宿区、山木利満社長)は8月28日、同社線海老名駅とJR相模線海老名駅の両駅間に広がる事業用地(駅間地区)の開発計画概要を決定したと発表した。

今回始動する開発計画の開発コンセプトは、「沿線中核駅」に相応しいまちづくりとして、「憩う・くらす・育む~ViNA GARDENS~」。

地区全体を「住宅エリア」と「賑わい創出エリア」の2つのゾーンに分け、地域特性や将来的な人口構成の変化を見据えた住宅の供給、周囲の既存施設との差別化を図った商業施設やオフィスに加え、地域の交流を育むカルチャー施設やフィットネスクラブ、さらには郊外での新たな過ごし方を提案する施設などを計画している。
20150831小田急電鉄

同社はこれまで、海老名駅周辺で、駅の改良工事や大型商業施設「ビナウォーク」・複合商業施設「ビナフロント」の開発、賃貸・分譲マンション等の住宅供給などを進めてきた。
今年4月に公表した「長期ビジョン2020」と「グループ中期経営計画」でも、海老名地域を周辺地域からの誘引力を有する「沿線中核駅」として重要エリアと位置づけ、地域の核に相応しいまちづくりを検討してきたという。

また、2016年3月に実施予定のダイヤ改正から、海老名駅を特急ロマンスカーの停車駅とする。
今回の開発計画とあわせて特急停車による交通利便性の向上を図ることで、公共交通の利用による同地域への来訪を促進していくという。

今後は、2025年度の事業完成に向け、海老名市との協議を継続していくとともに、計画を具体化していき、都市計画で求められている、駅を中心とする東西一体の中心市街地にふさわしい地区の実現に向け、行政と一体となり、魅力あるまちづくりを進めていくとしている。

開発計画の所在地は神奈川県海老名市上郷字鎌倉町514の1他、小田急線海老名駅とJR相模線海老名駅間の駅間地区。
敷地面積は約3万5,000㎡。
工期(予定)は2016年度着工、2025年度竣工予定。