2015.08.07
北九州市は、現在も生産活動を行う製鉄所の構内にあるため一般公開されていない官営八幡製鐵所関連施設で、所有企業の協力のもと、日頃は立ち入れない構内へバスで入場し、登録施設を見学するバスツアーをJTBが実施すると発表した。

平成27年7月5日、北九州市では、官営八幡製鐵所関連施設を含む
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の世界遺産登録が決定。
現在、今回の世界遺産登録を記念し、周辺施設の「いのちのたび博物館」では「世界文化遺産登録記念展『世界遺産のまち 北九州と明治日本の産業革命』」を11月8日まで、「北九州イノベーションギャラリー」では「祝・世界文化遺産登録記念展『八幡鐵ものがたり』」を12月20日まで開催している。

今回のツアーに限らず、「官営八幡製鐵所関連施設」のうち、「旧本事務所（1899年竣工）」の外観は、眺望スペースからも観覧可能。
見学の際は、無料周遊バスや最寄駅に設置された臨時観光案内所も利用できるという。

世界遺産登録「官営八幡製鐵所」関連施設の構内見学バスツアーの実施期間は8月15日～10月31日の毎週土日祝日。
実施時間は9時30分～10時50分・11時10分～12時30分・13時30分～14時50分・15時10分～16時30分。

募集人数は各コースとも基本定員40名（最少催行25名）。
コースは北九州イノベーションギャラリーをスタートし、バスで製鐵所構内に入場のうえ、構成資産のうち「旧本事務所（明治32年竣工）」を中心に見学。
なお、旧本事務所は内部も見ることができる。
費用は1人2,300円（参加特典として、北九州イノベーションギャラリー企画展入場券・記念品を進呈）。
申し込みはJTB申込みサイト「祝 世界遺産登録！官営八幡製鐵所関連施設見学 公認バスツアー」より。