【ニュース】 芝浦工業大学の学生プロジェクト団体、東伊豆町稲取で地元消防団の跡地をシェアキッチンへと改修するプロジェクトを開始 静岡県東伊豆町
2015.08.06
芝浦工業大学(東京都江東区、村上雅人学長)の学生プロジェクト団体「空き家改修プロジェクト」は、静岡県東伊豆町稲取の住宅地にある地元消防団「第六分団」の跡地をシェアキッチンへと改修するプロジェクトを開始した。
同団体では、9月中の竣工を目指し、8月6日~8日、8月27日~9月4日(予定)の日程で集中的に改修作業を実施。
地域住民・観光客・学生など、この地を訪れる人々を「食」でつなぐコミュニティの場を目指す。
参加するのは、全国的に増加している空き家問題を解決し、まちの活性化を目指す建築系を専攻する10人のメンバー。
昨年度は、東伊豆町稲取の住宅地にある空き家を地域のコミュニティスペースへと改修した。
この活動は東伊豆町からも高く評価され、今年度は町からの補助金を得て、新たな場所の改修を行うという。
今回改修作業を行うのは、9月竣工予定の「ダイロクキッチン」。
場所は静岡県東伊豆町稲取、地元消防団「第六分団」跡地。
改修後は、地域住民・観光客・学生など、この地を訪れるひとびとを「食」でつなぐシェアキッチンとする。
メインストリートに対して全面的に開放することで、気軽に人々が立ち寄って調理をしたり、飲食を楽しんだりできる施設になるという。
また、1階部分には地場産野菜を栽培するデッキを設け、その場でまちの「食」を提供することができるなど、キッチンを中心としたアクティビティがまちへと広がっていくための拠点づくりを目指す。
今後は協賛企業を募りながら、運用方法の検討などを同時に行っていくとしている。
学生発の取り組みが、全国的に抱える空き家の問題を解決するためのモデルとして広がっていくことが期待されるという。