【ニュース】 南海電気鉄道、和歌山市駅活性化計画の第1期工事でオフィス棟などを着工、和歌山市・和歌山県と連携し和歌山市駅周辺を活性化 和歌山県和歌山市
2015.05.20
和歌山市駅活性化計画」(「全体計画」)を策定していた南海電気鉄道株式会社(大阪市浪速区、亘信二社長)はこのほど、その全体計画を推進する環境が整ったことから、第1期工事を5月より実施する。
竣工・開業予定は平成29年春。
同事業は、同社が和歌山市・和歌山県と連携し、和歌山市駅周辺活性化について検討を進めてきた計画の一環。
全体計画のコンセプトは、「人々が集う和歌山らしさを兼ね備えたソーシャルセンター」。
「文化・交流拠点の創出」(市民図書館など)、「都市機能の集積」(オフィス、生活利便施設、商業施設など)、「交通結節の強化」(鉄道・バス等の乗換利便性向上、公共交通機関の利用促進)などを目指す。
第1期工事では、現駐車場に「オフィス棟」を建設し、業務機能等を集積する。
また「駅施設」については、改札を2階から1階に移設してバリアフリー化し、利便性の向上と交通結節の強化を図る。
「オフィス棟」の建物規模は鉄骨造7階建、延床面積は約6,000㎡(賃貸面積 約4,300㎡)。
入居予定は1・2階が金融機関、3~7階がオフィステナント。
「駅施設」の建物規模は鉄骨造・一部2階建。
5月に着工し、平成29年春に竣工・開業する予定。
なお、第2期工事予定では、南海和歌山ビルを解体撤去し、市民図書館・商業施設などを建設するほか、並行して和歌山市が駅前広場を整備する。
市民図書館以外の施設構成については現在検討中で、確定次第公表するという。
工事スケジュールは平成29年度~32年度予定。