【編集部取材】 カスタマーディライト、東京・六本木に博多炊き肉鍋レストラン「金蔦 六本木」をオープン、博多「金蔦」のれん分け1号店 福岡県福岡市
2015.04.30
飲食店の運営とコンサルティングを手掛ける株式会社カスタマーディライト(東京都江東区、中村隆介代表)は4月27日、東京・六本木に博多炊き肉鍋レストラン「金蔦 六本木」をオープンした。
同店は、福岡・博多に1店舗しかない博多炊き肉鍋レストラン「金蔦」が、初めて「のれん分け」した店舗としてオープンしたもの。
博多炊き肉鍋とは、「もつ鍋」「水炊き」に続く博多第3の鍋として、「金蔦」が考案したオリジナル鍋料理のこと。
キャベツやネギなど数種の野菜をたっぷりと使用し、肉とともにテールを程よく煮出したスープで、国産黒毛牛・国産豚をしゃぶしゃぶのように火を通して食べるスタイルが特徴となっている。
同店で料理を担当するのは、ニューヨークの高級日本食レストラン「kyo ya」で研鑽を積んだ盛山貴行氏。
今回オープンした同店では、金蔦のオリジナル料理に加え、盛山氏による渾身の料理の数々も提供される。
出店場所は、都営大江戸線「六本木」駅より徒歩30秒、東京ミッドタウンが真向かいという場所。
人通りの絶えない交差点からすぐの場所ながらも、店舗はビルの地下1階にあり、らせん階段を降りた先には「隠れ家」のような落ち着いた空間が広がる。
4月29日のメディア向けレセプションでは、4種類ある博多炊き肉鍋コースの中から、九州産特選黒毛和牛と鹿児島黒豚の2種類の肉を使用したコースなどが提供された。
博多炊き肉鍋コースに使用される特殊な鍋は、中央に具材をテールスープで煮含ませる部分があり、それを囲むように肉と野菜が盛られている。
この日のコースでは、九州産特選黒毛和牛と鹿児島黒豚、大分産のネギや群馬産のキャベツが鮮やかに盛られている具材を、中央のテールスープで煮含ませながら、東京発上陸という鍋を味わってみた。
食べ進めるとさらに、肉と野菜が奥深い甘みを醸し出す。
予め用意された2種類の漬けだれと2種類の辛味噌には、その奥深い甘みを引き締めるような力が感じられた。
肉と野菜を「完食」すると、締めには杵打ちのきし麺が鍋に投入される。
コシが強く、透明感のある麺は、もっちりとした食感が印象的だった。
東京でも一世を風靡し、すっかり定着した感のある博多の「もつ鍋」と「水炊き」。
今後は、博多「金蔦」の野心的な創作「博多炊き肉鍋」が、博多「第3の鍋」としてどのように浸透して行くのか、注目したいところだ。
「金蔦(KINTSUTA)六本木」の所在地は東京都港区六本木4丁目12-11 竹岡ビル地下1階、交通は都営大江戸線「六本木」駅7番出口より徒歩30秒。
営業時間は日~木曜日が17時30分~23時、金・祝前日17時30分~26時、無休。