【ニュース】 京都産業大学、文化学部の学生が嵯峨・嵐山地域の百人一首の魅力を発信する「音声ガイドコンテンツ」を制作 京都府京都市
2015.04.08
京都産業大学文化学部の小林一彦ゼミはこのほど、百人一首ゆかりの地を、スマートフォンを使って解説を聞きながら散策できる「音声ガイドコンテンツ」を制作した。
同コンテンツは、百人一首の普及・啓発事業推進委員会が文化庁から採択を受けた補助事業「地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業」に協力したもの。
音声ガイドは、GPSで位置情報を認識するため、百人一首にまつわる建物や歌碑などに近付くと、その場所の見所やエピソードなどを音声で聞くことができるという。
コンテンツには、小倉山をはじめ広沢池や渡月橋などの名所・約100種類を用意。
制作にあたっては、学生らが何度も現地へ足を運び、寺院や地元住民に取材を重ねてきたという。
3月には、披露を兼ねたイベントを、公益財団法人小倉百人一首文化財団が運営するミュージアム「小倉百人一首殿堂 時雨殿」で開催、京都の地域・現場で学んだ学生らの成果発表を行った。
また、学生が参加者と一緒になって、実際に音声ガイドを使用して百人一首縁の地を巡る散策ツアーも実施したという。