2015.04.02
名護市は、農業の6次産業化支援を目的に整備を進めている「なごアグリパーク」（沖縄県名護市）内で、農産加工品などを販売する「アグリショップ　しまちゅらら」を4月18日にオープンする。
同店は、一般財団法人沖縄美ら島財団が管理運営を行なうもので、同財団が持つ観光事業のノウハウを活かし、6次産業と観光との融合による地域の活性化を目指す。
店内では、「健康・美容・長寿」をテーマに、名護市を中心とした「やんばる」と沖縄県内の生産者による農産加工品や農産物、健康食品やコスメなどを販売。
商品を供給する生産者にスポットを当て、「生産者の想いを届ける」ことにこだわったショップとし、スタッフによる説明や掲示を充実させ、安心・納得して購入してもらえる売り場を目指すという。

同店では、40～50代を中心とした女性をメインターゲットとし、なごアグリパークのテーマである「健康・美容・長寿」に沿った商品を販売する。
メインコーナーには、農産加工品生産者の専用のブースを設置し、生産者の想いが伝わる売り場を目指す。
また、増加傾向にある海外からの観光客を対象とした消費税免税制度も導入する。
なごアグリパークは、6次産業化による農業の活性化を目的に、名護市が整備を進めている施設。
平成26年6月に一部の施設がオープンし、名護市から指定を受けた沖縄美ら島財団が施設の管理運営を行っている。
現在オープンしているのは、6次産業化を目指す農家などが加工品を開発し、試作品を作ることができる加工研究室と、6次産業化に取り組んでいる事業者が入居するインキュベート室。
今後は、平成28年4月にレストランと観光農園が新たに完成し、「健康・美容・長寿」をテーマとした複合施設としてオープンする予定で、完成後は年間30万人の来場を目指すとしている。
「アグリショップ　しまちゅらら」の所在地は沖縄県名護市字名護4607-1（ネオパークオキナワ駐車場奥）。
店舗面積は192㎡、営業時間は10時～18時（年中無休、平成27年度のみ）。