【ニュース】 近畿日本ツーリストなど、「宿泊施設を活用した産後ケア」により育児不安を軽減するサービスを「ホテル阪奈」で開始 大阪府大東市
2015.04.01
近畿日本ツーリスト株式会社(東京都千代田区、小川亘社長)は、 一般社団法人産前産後ケア推進協会(東京都港区、市川香織代表理事)と共同で開発し、2014年9月に首都圏にてサービスを開始した「産後ケア&レスパイト ホテルパッケージ」を、大阪府で新たに展開する。
第1弾では、大東市(大阪府大東市、東坂浩一市長)と連携し、ホテル阪奈(大阪府大東市、小島拓之社長)の協力により、「ホテル阪奈プラン」を設定、4月1日よりサービスを開始した。
同社は、地域産業の活性化も視野に入れた「宿泊施設による産後ケア事業」を2014年1月より同協会とともに研究を開始し、同年9月に商品化。
病床施設とは異なる宿泊施設で行う産後ケアは、専門性の高い助産師が行う心身のケアに、宿泊施設(旅)の持つ「転地効果・リラックス効果」をプラスするという。
同プランでは、助産師が、産後特有の心身の変化を踏まえたケアにあたり、赤ちゃんの月齢やママの悩み・希望にあわせ、助産師が個別のケアプランを作成。
助産師がマンツーマンで、ママの心と体のケアと、赤ちゃんのケアを行うことで、母子の愛着形成も期待するほか、転地効果も期待されているという。
なお大東市では、子育て施策の充実の一環として「宿泊型産後ケア」への取組を検討していたことから、今回の連携が実現したという。
同市では、同プランの対象を産後3~12ヶ月までの母子に広く設定し、現代社会に必要な個別のケアによる子育て支援として、大東市民の利用に際し費用の補助を実施する。
「産後ケア&レスパイトホテルパッケージ『ホテル阪奈』プラン」の旅行代金は6万8,000円、大東市民が利用する際には大東市より3万円の補助がある(詳細は大東市「子ども支援課」へ問い合わせ)。
スケジュールは、個別のオーダーメイド制のため、時間・内容が異なる。
「ホテル阪奈」は、緑と静寂につつまれたアーバンリゾートで、広大な敷地にまるでお城のような建物が建っており、緑に包まれた環境が特徴。
客室からは、隣接するゴルフ場の緑が美しく、周囲の自然環境を充分に感じながら過ごすことができ、心身ともにリラックス&リフレッシュできるとしている。