【ニュース】 京阪電気鉄道など、京阪グループ「京都駅前新ホテルプロジェクト」を始動、第1弾では京都センチュリーホテルの客室全面リニューアルを実施 京都府京都市

2015.04.01
京阪電気鉄道株式会社(大阪市中央区、加藤好文社長)、株式会社京都センチュリーホテル(京都市下京区、稲地利彦社長)、京都タワー株式会社(京都市下京区、小川雅人社長)の3社は、京都駅前に立地する「京都センチュリーホテル」「京都第2タワーホテル」の一体的再開発により、グローバルマーケットに対応する京阪グループのフラッグシップホテルの開業を目指す「京都駅前新ホテルプロジェクト」を推進する。
京阪グループ中期経営計画「創生果敢」(2015~2017年度)の主軸戦略のひとつ「観光創造で新たな成長」の取り組みの一環。
同プロジェクト第1弾では、京都センチュリーホテルの客室全面リニューアルを実施する。
リニューアルコンセプトは「『BIO-Style』を意識したリノベーション」とし、京阪グループが提案するライフスタイル「BIO-Style」(健康的で美しくクオリティの高い生活の実現と循環型社会に寄与するライフスタイル)の考え方を導入。
「心にも体にも、そして環境にも優しいホテル」を目指すという。
20150401%E4%BA%AC%E9%83%BD%E9%A7%85%E5%89%8D%E6%96%B0%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88.jpg


客室デザインは、京都ステーションホテル時代から87年の歴史と伝統を誇る京都センチュリーホテルの「古き良きホテル」の特性を生かし、ホテルでの優雅さや豊かさ、日本の郷愁としての京都での美しさや安らぎを感じてもらう客室内装として「Nostalgic Modern(ノスタルジックモダン)」をイメージワードにデザインする。
フロア別客室構成では、3~6・9~10階を「グランコンフォートフロア」とし、デラックスルーム・スーペリアルームを主体に配置。
7~8階を「コンフォートフロア」として改装済みのため、今回は空調機器、備品などをリニューアルする。
9~10階(一部)には、「プレミアムルーム(仮称)」(12室)として「BIO-Style」を取り入れた和テイストのコンセプトルーム、デラックスファミリールーム3室、家族4人がゆったりくつろげる60㎡の広い客室を設定。
3階(一部)には、ガーデン付きの高品位客室となる「スイートルーム」1室(80㎡)・「ジュニアスイート」1室(54㎡)を配置する。
また、健康と環境に配慮した自然素材を客室に取り入れるほか、オーガニック食材による料理をレストランで提供、ホテル全館でゴミの排出を減らすなど、環境への取り組みも推進するという。
客室リニューアルのスケジュールは、第1期が平成27年6月~9月(3~6階90室)、第2期が平成28年1月~3月(7~10階129室)。
なお今後のプロジェクトでは、平成28年1月に閉館予定の京都第2タワーホテルの跡地にハイグレードの新ホテルを建設し、京都センチュリーホテルと低層部で接続した一体的施設として、平成30年春のグランドオープンを目指すとしている。