【ニュース】 アスヘノキボウ、「女川フューチャーセンター」をJR女川駅前に開設、コワーキングスペースの提供や起業支援を実施 宮城県女川町

2015.03.31
特定非営利活動法人アスヘノキボウ(宮城県女川町、小松洋介代表理事)は、地域課題解決の活動支援拠点として「女川フューチャーセンター」をJR「女川」駅前に開設、3月30日より営業を開始した。
フューチャーセンターとは、企業・政府・自治体・各種業界・住民などが中長期的な課題解決を目指し、未来思考の対話を通じて新たなアイデアや課題解決の手段を見出し、実践するための施設。
今回営業を開始した同施設では、コワーキングスペースの提供や起業支援、事業支援を実施。
地方課題を解決する智恵と人的ネットワークを生産し、新たな働き手を町外から呼ぶのが狙いだという。
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同施設では、日本財団のNew Day基金により5,640万円の助成を受け、女川町から土地とトレーラーハウス3台を無償提供されたほか、多くの企業が協力。
同施設の仕掛け人でアスヘノキボウ代表の小松洋介氏は、女川町出身でないからこそ、客観的な視点で、公と民、さらに外部の企業や団体とつなげ、より高い成果をあげられるように域外のプロを巻き込む役割を担ったという。
3月28日に行われたオープニング式典には、女川町長・女川町商工会長・日本財団笹川陽平会長など県内外から約80名が出席。
須田善明町長は「フューチャーセンターという名の通り未来への種を植えて欲しい。ここで女川発が沢山生まれれば」と新生女川の町づくりに意欲を見せた。
また、日本財団の笹川会長は「箱ものをつくるのは簡単。それをどう活用するかが大切。ここが町内と町外の人とが交わい、絆がうまれる場所になってほしい」と期待を述べた。