【ニュース】 西日本鉄道、観光地・柳川により利便性の高いシンボリックな駅舎が誕生、自由通路も新設 福岡県柳川市
2015.03.18
西日本鉄道株式会社(福岡市中央区、倉富純男社長)は3月21日、西鉄天神大牟田線「西鉄柳川」駅(福岡県柳川市)で新しい改札口の供用を開始する。
柳川市と連携したまちづくりの一環。
「西鉄柳川」駅は、全国的にも有名な観光地・柳川市の中心に立地。
昭和12年の開設以来、通勤・通学客、またアジア・日本各地からの観光客など一日約1万2,000人が利用している。
同社は、柳川市の玄関口としてふさわしいシンボリックな駅舎に生まれ変わらせることで、生活と観光の両面を併せもつ柳川市の活性化に寄与し、利用客の利便性向上を図るとしている。
今回のリニューアルでは、平屋建ての駅舎を橋上化し、2階部に改札口や駅務室を移設するとともに、駅舎側壁を全面ガラス張りの仕様とすることで、明るく開放的な空間を創出。
多機能トイレを設置するなど、快適な待合空間も整備した。
また、期間限定で、地域住民や企業より借りて柳川伝統の吊るし飾り「さげもん」を飾りつけ、賑わいを演出する。
今後は、1階は店舗化による賑わい施設の拡充や、授乳室を設置することにより、さらに優しい駅作りを行う(9月完成予定)。
なお柳川市でも、駅東側に駅前広場と、新駅舎の北側に橋上の自由通路を新設。
自由通路と新駅舎が接続することで、鉄道を跨ぐ東西両方向から駅へのアクセスが可能となるほか、自由通路にはエレベーターとエスカレーターを設置する。
ホームにもエレベーターを新設することで、子ども連れや高齢者にも安心して快適に利用できる駅へと生まれ変わるという。
駅舎の構造は2階建て鉄骨造、床面積は約1,360㎡(現行は約990㎡)。
工事額は約12億円。