【ニュース】 大和リースグループなど、「旧総曲輪小学校跡地活用事業」で優先交渉権者に選定 富山県富山市
2015.02.27
大和リース富山営業所を代表企業とする大和リースグループはこのほど、富山市の旧総曲輪小学校の跡地に公共施設と民間施設をそれぞれ整備・運営する「旧総曲輪小学校跡地活用事業」で、優先交渉権者に選定されたと発表した。
優先交渉権者の事業代表企業は、大和リース株式会社富山営業所、構成企業は株式会社押田建築設計事務所・佐藤工業株式会社北陸支店・学校法人青池学園、運営協力企業はグンゼスポーツ株式会社・株式会社廣貫堂・株式会社ローソン中部ローソン支社。
価格(公共施設買取分)は10億6,400万円(税抜)、地代(民間施設部分)は2,370円/㎡・年。
同施設のうち、公共施設は平成29年2月末に引渡予定。
公共施設の整備を大和リースグループが行い、施設竣工後に同市が買い取る形となる。
「地域包括ケア施設」(地上3階建 延床面積2,700㎡)には、まちなか診療所 ・医療介護連携室、病児・病後児保育室、障害児支援施設、地域連携室、カンファレンスルーム、まちなかサロン、産後ケア応援室を予定。
あわせて、広場「パティオ」(民間施設部分を含め920㎡)を予定している。
民間施設は平成29年4月に開業予定。
用地については、同市との間で30年間の事業用定期借地権設定契約を行う。
施設の内容は、「青池学園」(地上6階、延床面積4,800㎡)、「グンゼスポーツ」(地上3階、延床面積2,000㎡)、「廣貫堂」(平屋建て、延床面積150㎡)、「ヘルスケアローソン・立体駐車場」(4層5段、6,300㎡)を予定している。
なお提案内容は、事業予定地を旧総曲輪小学校の歴史を伝え残す「まなびや」「心と体を育む場所」「富山市中心市街地の健康拠点」と位置づけ、運動や介護、薬膳など、健康をテーマとした多様な施設を集積させるとともに、多世代の交流を図るというもの。
地域コミュニティ形成の核となるよう配慮された提案であり、同事業の基本理念に合致するものとして評価されたという。