【ニュース】 兵庫県立大学、「ひめじ官兵衛プロジェクト」などに関わる経済効果を推計、波及効果は県全体で243億円 兵庫県姫路市

2015.02.10
兵庫県立大学政策科学研究所(加藤恵正所長)の研究プロジェクト「地域経済指標研究会」は、平成26年にNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」放映に伴い実施された「ひめじ官兵衛プロジェクト」などに関わる経済効果を推計、このほどその結果を公表した。
同研究会は平成22年9月に設置された機関で、地域プロジェクトの調査等を行っている。
大河ドラマ「軍師官兵衛」の放送は、姫路・播磨と官兵衛とのかかわりを再認識する契機となり、同時に、魅力ある観光資源として多くの人々の関心を集めた。
姫路市では、放送に合わせ、「ひめじ官兵衛プロジェクト」と銘打った観光キャンペーンを展開。
お盆頃までは姫路市など播磨地域が舞台となることが多かったが、「あいたい兵庫キャンペーン」が実施され、その盛り上がりは兵庫県全体に広がったという。


今回の調査では、「軍師官兵衛」観光キャンペーンの期間中の観光消費を主体とした経済効果に限って推計を行った。
それによると、軍師官兵衛の経済効果(期間:平成25年4月~12月及び平成26年1月~12月)は、兵庫県内での生産誘発額が243億円・直接効果が159億円・付加価値誘発額が137億円・就業者誘発数が2,797人。
姫路市内では、生産誘発額が120億円・直接効果が96億円・付加価値誘発額が66億円・就業者誘発数が1,462人という結果になった。
詳細は、公表資料「軍師官兵衛に伴う経済効果」参照。