【ニュース】 愛媛県・ヤマト運輸・ANA Cargoの3者、県産品の国内外への流通拡大で連携協定を締結、それぞれが有する資源を有効活用 愛媛県松山市
2015.01.29
愛媛県・ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(東京都中央区、山内雅喜社長)・株式会社ANA Cargo(東京都港区、岡田晃社長)の3者は、県産品の国内外への流通拡大を通して地域の活性化および県民サービスの向上を図るための連携協定を締結、1月28日に愛媛県庁で調印式を実施した。
愛媛県は、柑橘や海面養殖などで国内有数の産地。
これら豊富な県産品の販路拡大を図るため、国内市場に加え、おもに香港やシンガポールなどのアジア市場への県産品の輸出に県を挙げて積極的に取り組んでいる。
一方、ヤマト運輸とANA Cargoは、2014年5月にパートナーシップを強化。
沖縄国際物流ハブを基点としたビジネスモデルの拡充をはじめ、両社が保有するネットワークの連携により、日本全国の農水産品のアジアへの販路拡大や、越境eコマースによる「産直・お取り寄せモデル」を具現化するなど、新たな市場の開拓に取り組んでいるという。
今回3者が締結した連携協定では、それぞれが有する資源を有効活用し、県内の生産者や事業者に対し、国内だけでなく、海外展開に有益な新しい販売ルートを提供する。
また、3者による商談会の共同開催などにより、生産者や事業者と海外バイヤーのマッチングを通じ、物流だけでなくビジネス全体をサポート。
海外とのビジネスを積極的かつ安心して展開できるよう、輸出時に必要な書類の作成など、輸出手続きの支援などを行う。
さらに、愛媛県内のインフラを活用し、新たな航空輸送・陸上輸送スキームを構築することで、県内から国内外への輸送リードタイムの短縮を目指す。
その他、海外の消費者が好む食品や商品マーケティングなども協働で行い、県産品の更なる販売促進に貢献していくとしている。