【ニュース】 ガッチ、福島県浪江町「大堀相馬焼」と宮城県雄勝町「雄勝硯」のコラボ作品第一弾となる皿を発売 福島県浪江町
2015.01.08
ガッチ株式会社(東京都港区、松永武士代表)は1月7日、東日本大震災の被災地・福島県浪江町の伝統的工芸品「大堀相馬焼」(おおぼりそうまやき)と、同じく被災地・宮城県雄勝町の伝統的工芸品「雄勝硯」(おがついし)のコラボレーション作品第一弾となる「大堀相馬焼×雄勝硯シリーズ(皿)」を発売した。
同商品では、雄勝硯に使われる雄勝石を砕き、それを釉薬にして、たっぷりと大堀相馬焼の土にかける。
これをじっくり丁寧に焼き上げることで、光沢のある、焼き物に仕上がるという。
大堀相馬焼は、相馬地方に伝わる300年の歴史を持つ伝統的工芸品。
震災以降は、福島第一原子力発電所から20キロ圏内に位置する双葉郡浪江町から、窯元25軒が避難を余儀なくされている。
一方、室町時代から続く雄勝硯は、日本で販売されている硯の90%のシェアを誇り、東京駅の屋根瓦にも使用もされているという。
しかし震災以降は、40人いた職人も4人にまで減り、存続の危機に立たされているという。
今回発売した同商品は、1月7日より仙台三越で開催されるジャパンセンスィズを皮切りに、都内セレクトショップ、復興デパートメントの大堀相馬焼専門店「縁器屋」(ネットショップ)で販売する。
今後は国内だけでなく、海外進出も含め、さらに様々な商品を展開していくという。
「大堀相馬焼×雄勝硯シリーズ(皿)」の販売価格は1,620円(税込)~。
販売店舗は仙台三越ジャパンセンスィズ、復興デパートメント「縁器屋」など。