【ニュース】 横浜国立大学大学院建築都市スクールなど、産学連携でリノベーションプロジェクトを協働、空き家・空室問題の解決と並行して地域活性化 神奈川県横浜市
2014.12.22
Y-GSA(横浜国立大学大学院 建築都市スクール、藤原徹平担当教員)・株式会社NENGO(神奈川県川崎市、的場敏行代表)・リスト株式会社(神奈川県横浜市、北見尚之代表)の3者は、賃貸集合住宅のリノベーションを通じた地域活性化プロジェクトを共同で始動する。
リノベーションにより、空室物件そのものの魅力を向上させると同時に、その物件を基軸として地域を活性化し、エリア価値を向上させるのが狙い。
産学連携で3者が各々のリソースを持ち寄り、相乗効果を生み出すことで成果につなげていくという。
同プロジェクトでは、「空室率の改善」「地域活性化」「人材の育成」の3項目を並行して行う。
3者が提供する主なリソースは、「Y-GSA」が大学ならではの柔軟なアイデア・設計スキル、「NENGO」が工事施工・ポーターズペイントをはじめとした部材提供・地域活性化スキル、「リスト」が題材案件オーナー・運営(賃貸)管理・地域活性化スキル。
入居者は広く一般から募集、多様なバックグラウンド、文化を持った人々が集まることで、様々な価値に触れる機会が自然に生まれる場所を目指す。
一般入居希望者はプロジェクトメンバーで面接し、住民間での一定の志向の合致を期待、合せて志向性の強い同じ建物に住むことで、住民同士の顔が分かりやすくなり、結果として助け合い、防災・防犯の効果を期待するとしている。
プロジェクトの対象物件は「コットンハウス」「ヒルトップマンション」の2つ。
「コットンハウス」の所在地は横浜市保土ヶ谷区上星川2-17-21。
総住戸数は24戸、基本間取は1K。
築年月は1988年9月(築26年)。
「ヒルトップマンション」の所在地は横浜市保土ヶ谷区宮田町2-143-1。
総住戸数は16戸、基本間取は1DK。
築年月は1971年3月(築44年)。