【ニュース】 Vantan、しもきた商店街振興組合とコラボ、「新しいバイク駐車場の提案」と「気仙エリアの物産ブランドロゴ&ギフトパッケージデザイン」のプロジェクトを開始 岩手県陸前高田市
2014.09.30
クリエイティブ分野の人材育成スクール運営を手掛けるVantan(バンタン、東京都渋谷区、長澤俊二代表) はこのほど、バンタンデザイン研究所キャリアカレッジと、しもきた商店街振興組合とのコラボレーションにより、「新しいバイク駐車場の提案」と「気仙エリアの物産ブランドロゴ&ギフトパッケージデザイン」のプロジェクトを開始した。
同プロジェクトには、グラフィックデザインアドバンスコースの10名が参加。
7月5日にしもきた商店街振興組合担当者によるオリエンテーションを実施、その後9月13日に東京・下北沢の北沢タウンホールで、しもきた商店街振興組合関係者のほか、保坂展人世田谷区長、久保田崇陸前高田市副市長らが参加し行われたプレゼンテーションの場で、「バイクの駐車場」および「気仙エリアの物産ブランドロゴ&ギフトパッケージデザイン」を提案した。
「バイク駐車場の提案」では、学生10名は3チームに別れ、土地場・建築法などの基準をあえて考慮せず、従来にないアイデアのバイク駐車場を提案。
公園と一体となり、カフェやハーブ園を併設した、バイクを乗らない人も利用できるアイデアや、ショーケースのような場にバイクを置くことで、駐車しながら自分のバイクを展示することができるアイデアなど、学生ならではの自由な発想でプレゼンテーションを行った。
「気仙エリアの物産のブランドロゴおよびギフトパッケージデザイン」では、広域気仙エリア(気仙沼市、大船渡市、住田町、陸前高田市)の物産の認知を強化し、販売増につなげるブランディングを目指すプロジェクトの第一弾として、陸前高田市の物産に対してブランドロゴ、ギフトパッケージ(商品パッケージ含む)を提案。
学生10名は8月に気仙エリアを訪問、生産者の声を聞き、気仙の物産の試食をはじめ、現地の自然を体験した後、ロゴ・パッケージのデザインを進めた。
プレゼンテーションでは、スライドでデザインの説明を行いながら、それぞれが制作したロゴ、パッケージデザインの商品サンプルを会場に展示したという。
今後、学生たちが企画した「バイク駐車場」と「気仙エリアの物産ブランドロゴ&ギフトパッケージデザイン」は、それぞれの自治体でアイデア・デザインの採用に向けての検討が行われる。
「気仙エリアの物産ブランドロゴ&ギフトパッケージデザイン」の採用作品は、気仙エリアの物産を販売する事業者によって商品化され、12月6日・7日に下北沢で開かれる物産イベントでの披露・販売も計画されているという。