【ニュース】 住友林業、東日本大震災罹災企業向けの木造仮設宿泊施設の建築を受注、「ホテル リーブス」としてオープン 福島県広野町

2014.09.05
住友林業株式会社(東京都千代田区、市川晃社長)は、福島県広野町で東日本大震災罹災企業向けの木造仮設宿泊施設の建築を受注、9月1日に仮設宿泊施設「ホテル リーブス」としてオープンした。
同施設は、東日本大震災被災地域の中小企業や関係機関への支援の一環として、独立行政法人中小企業基盤整備機構が市町村と共同で整備しているもの。
事業の再開を希望する中小企業者に対し、仮設宿泊施設を無償で貸与する。


同社は一般競争入札により、昨年9月に同施設の設計・施工を受注、2014年1月より工事を開始した。
中小機構と市町村は、同施設以外にも、仮設工場、仮設店舗等の施設の整備を進めている。
従来、同様の施設は、軽量鉄骨造のプレハブ工法で建築されていたが、同施設では木造軸組み工法により、主要構造部材、室外機置場、雨樋ルーバーなどに福島県産木材を使用。
木をふんだんに活用することで、利用者に木のぬくもりと安らぎを感じてもらえるよう工夫したという。
ホテル リーブスの所在地は福島県双葉郡広野町大字下北迫字大谷地原92-2の一部。
事業主は独立行政法人中小企業基盤整備機構(8月21日付けで広野町に施設譲渡済)。
構造・棟数は木造軸組2階建・1棟(A棟、B棟、渡廊下)
延床面積は1,995.80㎡。
ホテル運営事業者は株式会社フタバドリームプロジェクト。
客室数は99室、付帯施設は食堂、厨房、ランドリー室など。