【ニュース】 ノバレーゼ、モモの生産組合・倉敷農業普及センターなどと連携、モモを使った新商品を企画、農家の6次産業化を支援 岡山県総社市
2014.09.05
ウエディングプロデュース・レストラン運営を手掛ける株式会社ノバレーゼ(東京都中央区、浅田剛治社長)はこのほど、岡山県倉敷農業普及指導センター(岡山県倉敷市)・総社もも生産組合(岡山県総社市)・吉備路もも出荷組合(岡山県総社市)と連携、モモ農家の6次産業化を支援する取り組みを開始した。
社員の農業研修を通じたCSR活動の一環。
同取り組みでは、モモの栽培や収穫、選果など農作業の実地研修を通じ、モモの果実や農家を取り巻く環境について理解を深め、規格外品を活用した加工品の新商品開発などを提案。
互いに協力して商品を考案し、数年かけて商品化を目指す。
同社では、婚礼ビジネス(サービス業)のノウハウを活かした、効果的な販売戦略やパッケージデザイン、発売タイミングの販促・宣伝・広報活動なども提案に盛り込む。
新商品の内容によっては、同社婚礼施設の引き出物としても検討するほか、同市で生産されるモモを婚礼料理に取り入れるなどし、互いに協力し合える関係を築くという。
なお同社では、社員による農業の実地研修を実施。
同取り組みのキックオフイベントとして、8月19日~21日の三日間、総社もも生産組合と吉備路もも出荷組合に所属する9戸の受け入れ農家の下、ウエディングプランナーやパティシエら同社社員27人がモモの収穫や出荷作業を手伝った。
20日の夜には、県の農業普及指導センターや受け入れ農家とともに、総社市ならではのモモの新商品企画や売り方、売り先などに関するグループワークも実施。
社員からは「フリーズドライのモモを入れた紅茶」や「モモを丸ごとアイスクリームにする」といった農家にとっては斬新なアイデアも提案、意見交換は活発化したという。
今後は、さらにアイデアを交換しながら、製造や販売が可能かどうか詳細まで詰め、数年内に商品化を目指す。