2014.08.12
独立行政法人都市再生機構九州支社（福岡市中央区）は、株式会社OpenA（東京都中央区、馬場正尊代表）・株式会社らいおん建築事務所（東京都豊島区、嶋田洋平代表）・株式会社北九州家守舎（北九州市小倉北区、嶋田洋平代表）の三社共同体と、城野団地（北九州市小倉北区）で、「団地の新しいカタチ」を提案するプロジェクトを始動する。
昭和33年～38年に誕生・築50年を超える城野団地には、庭付きのテラスハウスや階段室型住棟など、昭和の住環境が今も残っているという。
同団地は、JR「小倉」駅より約3kmに位置。交通は、JR「小倉」駅から西鉄バス「三郎丸二丁目」停より徒歩3分、JR 日豊本線「城野」駅より徒歩13分など。
同プロジェクトでは、風通しや日当たり、ゆったりとした住棟間隔など、既存の住環境の良さを残しつつ、現代の若者や子育て層向けに設計した住戸を提供するとしている。

今回のリノベーションでは、既存の間取りを最大限に活かしながら、ルームシェアや土間、広々としたワンルームなど多様なプランを設定。
空間デザインを工夫することで、合理的な居住スペースの使い方や、現代の生活スタイルにあった暮らし方を提案する。
なお、三社共同体のうち、OpenAは団地リノベーションの先駆けとなった観月橋団地（京都市伏見区）をはじめ、団地再生を数多く手掛けた実績がある。
また、らいおん建築事務所はメルカート三番街など小倉魚町商店街の再生に関わっており、北九州家守舎はリノベーションスクールの企画運営で注目を集めるという。
城野団地の所在地は北九州市小倉北区城野団地1、交通は西鉄バス「三郎丸二丁目」バス停より徒歩3分など。
先行内覧会は8月22日・23日に実施、入居者募集開始予定は9月中旬、入居予定は10月。