【ニュース】 JFEエンジニアリングなど、苫小牧市で第1号スマートアグリプラントが完成、農産物の生産事業を開始 北海道苫小牧市

2014.08.12
JFEエンジニアリング株式会社(東京都千代田区、狩野久宣社長)とグループ会社のJファーム苫小牧株式会社(北海道苫小牧市、木村康一社長)はこのほど、北海道苫小牧市でスマートアグリプラントを完成、農産物の生産事業を開始した。
プラント完成に伴い、8月8日には現地で竣工式典を実施、今後は8月第4週よりベビーリーフの出荷を開始し、10月からはトマトを出荷する予定だという。


今回完成したプラントは、同社グループのスマートアグリ事業第一号となるプラント。
天然ガスをエネルギー源とするガスエンジン・トリジェネレーションシステム(電気・熱・CO2の併給)に、提携先のオランダPriva社の高度栽培制御システムを組み合わせ、栽培に最適な環境を創出する。
加えて、今年12月には、同プラント敷地内にバイオマスボイラ設備を設置、木質チップを燃料として熱・CO2を供給することで、天然ガスが供給されていない地域でも稼動できるスマートアグリプラントのモデル実証を開始する予定だという。
また、JFEエンジニアリングは今後、研究中のトマトの高糖度化やベビーリーフの収穫量向上に関する栽培ノウハウを得て、早期に同プラントへの適用を目指すとしている。
なお、Jファーム苫小牧株式会社は、株式会社アド・ワン・ファーム(札幌市中央区、宮本有也社長)とJFEエンジニアリングが共同出資して設立した会社(出資比率51:49)。