【ニュース】 らんこし作家デビュー・プロジェクト、住民作家プロジェクト第2弾を開始、「住民作家の町らんこし」の定着を図る 北海道蘭越町

2014.06.25
「らんこし作家デビュー・プロジェクト~本出版で町おこし~」(北海道蘭越町、高橋伸次実行委員長)はこのほど、住民作家プロジェクトの第2弾を開始した。
同プロジェクトでは、住民有志の企画により、13歳から85歳までの住民らが作家となり、一度に38冊の本を出版して町おこしをするという、全国初の取組みを昨年より実施。
前回の取組みでは、2013年11月6日に実行委員会を立上げ、著者向け説明会を2013年12月9日に開催。
2014年2月9日に原稿を締切り、2014年3月1日には38冊の本を電子書籍で無料公開、同日に出版記念会を開催し、町内の図書館に製本した本を寄贈した。
また、1ケ月間の閲覧数などの成果やノウハウについても、電子書籍として2014年4月4日に公表している。
これらの取り組みに十分な成果があったことから、今回、第2弾の住民作家向けの説明会を6月21日に開催したという。


前回は、13歳から85歳までの住民らが38冊の本を出版(町のPR、小説、自分史、団体紹介、写真集など)。
電子書籍公開後、1ケ月間で3万4,276人が閲覧した。
38冊の内訳は、町内在住者が25冊、町出身者が3冊、町関係者が10冊。
約15万円の施策経費で、新聞、テレビ、雑誌等の多数のメディアで紹介した。
今回の狙いは、住民が作家となり電子書籍を無料配信することで、本の内容等を通じ、町の魅力を発信、本を出版することで、住民の自己実現や地域資源の再認識を図り、住民同士の交流促進につなげること。
また、完成した電子書籍を製本し、町内の図書館に寄贈することで、図書館の魅力向上を図る。
あわせて、第2弾を継続実施することにより、「住民作家の町らんこし」としての定着を図るという。
なお、前回は一度に多くの本を出版したが、今回は10月末を原稿の締切とし、完成した本から順次、公開していくとしている。
著者は、原稿マニュアルにもとづき、Wordでテキストや写真の原稿を作成する(8~248ページ、A5サイズ縦)。
住民作家の対象は町内に縁がある人とし、町内在住者の場合、図書館に寄贈する製本代は実行委員会が負担。
町内在住者以外は、ページ数等により、2,000円~3,000円程度の製本実費を負担する。
想定している本の内容は、らんこし米、温泉、パウダースノー、尻別川などの町PR関連、自分史や趣味などの個人関連、事業内容などの会社関連、サークル活動などの団体関連、暮らしや観光施設などの行政情報。
前回は住民のみの作品だったが、今回は行政情報などの出版も想定している。