【ニュース】 J.フロントリテイリングなど4社、「銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業」で本体建設工事に着工 東京都中央区

2014.04.03
J.フロントリテイリング株式会社、森ビル株式会社、L Real Estate、住友商事株式会社の4社は4月2日、「銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業」(東京都中央区)で本体建設工事に着工した。
4社は、銀座エリア最大級となるワールドクラスクオリティの商業施設の計画・運営を一体で推進していくことで合意、2016年11月の商業施設開業を目指す。
「銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業」は、「松坂屋銀座店」跡地を含む街区(銀座六丁目10番)と、隣接する街区(銀座六丁目11番)の2つの街区で構成された約1.4haを一体的に整備する再開発事業。
同事業では、東京を代表する国際的な商業・業務・観光拠点を目指し、売場面積約4万6,000㎡の商業施設や、基準階の1フロア貸室面積が約6,100㎡の大規模なオフィス、文化・交流施設「観世能楽堂」などで構成する、銀座エリア最大級の大規模複合施設を計画しているという。


商業施設のコンセプトは「Life At Its Best~最高に満たされた暮らし~」。
銀座エリア最大級となる商業施設空間には、ラグジュアリーブランドをはじめ、ファッション、ライフスタイルはだけでなく、レストラン、カフェに至るまで、ハイクオリティ・ハイクラスを中心とした約250~300(想定)のテナントを誘致する。
建物内には、エリア最大級の広さを確保した屋上庭園や、観光バスの乗降スペース等も設置する予定。
建築デザインは、世界的な建築家・谷口吉生氏が意匠統括し、実施設計は銀座六丁目地区市街地再開発計画設計共同体(鹿島建設株式会社、谷口建築設計研究所)が行う。
また、地域に開かれた場として、来街者の利便性と快適性を高めるとともに、災害時の地域全体の防災機能の向上も図るほか、地下鉄「銀座」駅から同施設までを地下で直結する地下連絡通路なども整備するとしている。
「銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業」の施行者は銀座六丁目10地区市街地再開発組合(組合員数15名、2014年3月時点)。
施行区域面積は約1.4ha。
敷地面積は約9,080㎡、延床面積は約14万7,900㎡。
構造・規模は鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造、地下6階・地上13階。
竣工は2016年11月の予定。