【ニュース】 名古屋鉄道と博物館明治村、西園寺公望別邸「坐漁荘」を4月22日にリニューアルオープン 愛知県犬山市
2014.04.03
名古屋鉄道株式会社(名古屋市中村区、山本亜土社長)と博物館明治村(公益財団法人明治村、愛知県犬山市、木村操理事長)は、西園寺公望別邸「坐漁荘(ざぎょそう)」を4月22日にリニューアルオープンする。
明治村開村50周年(2015年3月18日)の記念事業第3弾。
1971年より博物館明治村で公開されていた「坐漁荘」は、公開より40年が経ち、瓦屋根や床など建物の劣化が進んだため、2012年5月より移築後初の大規模補修工事を実施、展示公開を中止していた。
工事の竣工に伴い、2年ぶりに一般公開する。
※写真は坐漁荘イメージ(大規模補修工事前)。
西園寺公望別邸「坐漁荘」とは、西園寺公望が政治の第一線から退いた後、1920年に駿河湾奥、清水港近くの興津(現在の静岡市)の海岸沿に建てた、延床面積337.7㎡の木造桟瓦葺二階建ての純和風の別邸。
1971年に明治村に移築され、2003年には国の有形文化財として登録されている。
「坐漁荘」の名には、「なんにもせず、のんびり坐って魚をとって過ごす」という意味が込められていたが、実際には事あるごとに政治家の訪問を受けていたと言われている。
なお、リニューアルオープン後の公開初日となる4月22日~27日には、建物とともに西園寺公望旧蔵の煎茶具や文房具を公開する「特別公開」を実施するという。
博物館明治村の所在地は愛知県犬山市字内山1番地、交通は名鉄「犬山」駅よりバスで20分。