209.03.20
西日本旅客鉄道株式会社（大阪市北区、来島達夫社長）は3月19日、2020年春の運行開始に向け、準備を進めている「新たな長距離列車」の列車名・エクステリア・設備愛称名を発表した。

列車名は「ウエストエクスプレス銀河」。
同列車が運転する西日本エリアを宇宙に、各地の魅力的な地域を星に見立て、それらの地域を結ぶ列車という意味を込めた。
エクステリアカラーは瑠璃紺（るりこん）色とし、西日本が誇る美しい海や空を表現したという。

同列車では、多様な旅のスタイルに対応できるよう、複数の種類の座席を設置。
複数の区間を運行し、西日本エリア内の様々な方面への旅行需要を喚起、気軽に鉄道の旅を楽しめる価格設定とする。
車窓から沿線の風景を楽しめる座席配置とするほか、フリースペースも設置するという。

座席設備と「愛称名」は、1号車グリーン車指定席が「ファーストシート」、2号車普通車指定席（ノビノビ座席・女性席）のうち女性席が「クシェット」、3号車普通車指定席（コンパートメント）が「ファミリーキャビン」、5号車普通車指定席（ノビノビ座席）が「クシェット」、6号車グリーン個室が「プレミアルーム」。
2号車と3号車の普通車指定席は愛称名なし。

フリースペースの「愛称名」とコンセプトは、3号車が「明星（みょうじょう）」で読書や語らいなど静かにゆったりと過ごせるスペース、4号車が「遊星（ゆうせい）」で夜間も明るくにぎやかに遊び・楽しめるスペース、6号車が「彗星（すいせい）」で乗務員室横ならではの流れゆく風景を楽しめるスペースとしている。