【ニュース】 三菱地所、⽇本初、CLTを床材として利⽤した⾼層建築物「PARK WOOD 高森」を竣工 宮城県仙台市

2019.03.14
三菱地所株式会社(東京都千代田区、吉田淳一社長)は、「泉パークタウン」内で建設を進めていた賃貸マンション「PARK WOOD 高森」(仙台市泉区)を2月22日に竣工、3月13日に竣工式を実施した。

同プロジェクトは、CLT(Cross Laminated Timber、1995年頃からオーストリアを中心として発展してきた新しい構造材)を床材として使用した日本初の高層(10階建て)建築物。
設計・施工段階から防耐火技術・構造技術と施工方法の検証を行うことで、CLT工事の合理化手法の確立を目指した。
竣工後は、木材特有の乾燥収縮やクリープによる変形量をモニタリングする予定。

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同物件では、工場生産されたCLTと鉄骨を組み合わせる乾式工法により、鉄筋コンクリート造と比較し、3ヵ月程度の工期短縮を実現。
鉄筋コンクリート造と比較し、建物の軽量化が図れ、構造躯体(基礎・杭・建物躯体等)工事の負荷が軽減した。
CLTをせっこう系SL材で被覆することで、高層化に必要な2時間耐火性能と被覆工事の省力化も実現したという。

「PARK WOOD 高森」の所在地は仙台市泉区高森2丁目1-11、交通は宮城交通バス宮城大学線「寺岡六丁目・泉アウトレット」バス停下車後徒歩3分、宮城交通バス泉パークタウン線・将監ニュータウン線「泉パークタウンスポーツガーデン前」バス停下車後徒歩7分。
敷地面積は3,550.15㎡、延床面積は3,605.11㎡。
構造・規模は木造(CLT床・耐震壁、燃エンウッド)+鉄骨造・地上10階建。
総戸数は39戸。
専有面積は51.74㎡~89.46㎡、間取りは2LDK・3LDK。
賃料は9万3,000円~14万1,000円。