【ニュース】 オークヴィレッジとみなかみ町、林業の六次産業化で包括的連携協定、「自伐型林業」モデル林を木材として活用 群馬県みなかみ町

2018.12.19
オークヴィレッジ株式会社(岐阜県高山市、上野英二社長)と群馬県みなかみ町(鬼頭春二町長)は12月9日、林業の六次産業化と地域活性化を目指し、包括的連携協定を締結した。

同プロジェクトは、2017年6月に「ユネスコエコパーク」に認定された同町が推進する「自伐型林業」モデル林の整備過程で伐り出される広葉樹を、オークヴィレッジが木材として活用するもの。
製品づくりと市場への販売を行うことで、同町内の森林整備を後押しし、さらに地域材を活用した木育事業を展開するなど、ハードとソフトを組み合わせた林業の六次産業モデルの確立を目指す。

今回の取り組みは、「林業」「産業」「地域」の3つの側面で構成する。

「林業」では民有林1万3,437ha(町有林397ha+民有林1万
3,040ha)の中にモデル地区を設け、自伐型の施業を行いながら、針葉樹と広葉樹が混交する健全な森林づくりを進める。
「産業」では、択伐施業により伐り出された、広葉樹を使った木工製品を開発・製造、市場への販売を行う。
「地域」では、自伐型林業の実践を通じ、技術や文化を継承する人材を育成、「地産地消型」木製品による木育事業を通じ、地域独自のアイデンティティを醸成するという。