【ニュース】 与那国町とNTTドコモ、ICTの利活用による地域活性化などで連携協定、離島での新たな地方創生モデルを構築 沖縄県与那国町

2017.12.07
沖縄県与那国町と株式会社NTTドコモ(東京都千代田区、吉澤和弘社長)は12月6日、ICTの利活用による地域活性化と将来にわたって活力のあるまちづくりを促進することを目的とした連携協定を締結した。

同町は、沖縄県が進める「離島地区情報通信基盤整備推進事業」により、2016年12月に光ケーブルの敷設を完了、同時期にLTE(次世代高速携帯通信規格)サービスの提供が開始されている。
これにより、離島地区の情報格差が是正されるとともに、ICTを活用した新たな事業導入、各種サービスの提供が促進され、地域住民の利便性の向上と地域産業の振興・活性化が期待されているという。

同協定では、同町の地域活性化と活力のあるまちづくりの促進に貢献するとともに、離島での新たな地方創生モデルを構築、同町の活動を全国に発信することを目的とした「ICT利活用検討ワーキング」を発足する。

同ワーキングでは、同町が抱える離島特有の地理的特性による経済面での不利な競争条件や、人口減少、担い手不足等の課題に対し、ICTを利活用した課題解決を推進する。
具体的なテーマは、「ICTを利活用した新たなまちづくりの推進」「ICTを利活用した持続可能な新たな地域振興施策の推進」「ICTを利活用した新たな国際交流施策の推進」の3点。
町民・企業・団体などが参加し、地域活性化と生活環境の充実に向けたICT整備計画を策定するという。