【ニュース】 大東建託と京セラ、戸建てのネット・ゼロ・エネルギー・ハウス基準を満たす賃貸集合住宅の第1号物件を伊豆市で竣工 静岡県伊豆市

2017.11.30
大東建託株式会社(東京都港区、熊切直美社長)と太陽光発電システムを開発・販売する京セラ株式会社(京都市伏見区、谷本秀夫社長)は11月30日、戸建てのZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準を満たす賃貸集合住宅の第1号物件を静岡県伊豆市で竣工する。

ZEHとは、年間の1次エネルギー消費量がネットでゼロとなる(ネット・ゼロ・エネルギー)住宅(ハウス)のこと。
日本のエネルギー需給の抜本的改善の切り札になるなど、極めて社会的便益が高いものとして、経済産業省・国土交通省・環境省が連携事業として取り組みを進めている。
戸建てのZEH基準を満たす賃貸集合住宅の完成は、同物件が日本初だという(2017年11月29日時点、大東建託調べ)。
20171130大東建託

大東建託オリジナルのZEH賃貸(共同特許出願中)は、ZEH基準(戸建て)をクリアするだけでなく、低圧一括受電システムも組み合わせたZEH賃貸住宅。
低圧一括受電システムとは、低圧での電力の受電、余剰電力の売電、各戸への太陽光発電電力の分配などを電力会社との間で一括して行うシステムのこと。

これにより、賃貸住宅オーナーは、断熱性能を向上させることで資産価値を向上させることができるほか、太陽光発電電力を有効活用することで事業性の向上を図ることも可能。
一方入居者も、断熱性能の向上により、冬は暖かく夏は涼しい快適な住空間を享受、光熱費を削減できるという。

第1号物件(商品名:ルタン)の所在地は静岡県伊豆市。
敷地面積は701.21㎡、延床面積は351.09㎡。
構造・規模は木造2×4・1棟(6世帯)。
入居開始予定日は2017年12月1日(全室入居契約済)。
太陽光発電設備は21.8kw。