【ニュース】 奈良県など、奈良交通の路線バス飛鳥線で、自転車をバスの車内に積載して移動できる「サイクルバス」の社会実験を実施 奈良県明日香村

2017.09.27
奈良県・明日香村・奈良交通株式会社(奈良県奈良市、植田良壽社長)の3者は、奈良交通の路線バス飛鳥線「橿原神宮前駅東口」~「石舞台」~「飛鳥駅」間で、自転車をそのままバスの車内に積載して移動できる「サイクルバス」の運行を奈良県内で初めて実施する。

同事業は、同県の予算事業「公共交通基本計画推進事業」を活用し、社会実験として実施するもの。
自転車は自動車やバスよりも小回りがきき、徒歩よりも行動範囲が広いことから、周遊観光のツールとして活用される事例が増えているという。

同サービスでは、公共交通の利用促進と自転車利用ネットワークの拡大により、より広域的な周遊観光などを促進、観光振興や住民の行動範囲の広がりによる地域の活性化を目指す。

具体的には、「サイクルバス」を利用することにより、バスだけでは訪れることが困難だった奥飛鳥へも手軽に訪れることが可能となるほか、明日香村内から「サイクルバス」を利用することで、橿原神宮前駅周辺の商業エリア等での回遊性も高まるとしている。

3者は今後、今回実施する社会実験の効果検証を行い、本格実施について検討するという。

運行区間は奈良交通の路線バス飛鳥線「飛鳥周遊バス(赤かめ)」の「橿原神宮前駅東口」~「石舞台」~「飛鳥駅」間。
運行期間は9月30日~11月26日の土日祝日(10月14日・15日を除く)。
積載可能台数は2台(車内)。