【ニュース】 春の神武祭実行委員会、4月7日~9日開催の「春の神武祭」を皮切りに台湾との文化交流を開始 奈良県橿原市

2017.03.30
春の神武祭実行委員会(奈良県橿原市、森下豊委員長)は、4月7日~9日に橿原市を挙げて開催する祭典「春の神武祭」を皮切りに、台湾との文化交流を開始する。
昨年市政60周年を迎えた同市では、これを今後のインバウンドに向けた新たな海外発信事業にしたいという。

「春の神武祭」では、4月7日に台湾・鄧雨賢音楽隊による「春の神武祭 開会式コンサート」を、4月8日・9日に「台湾健康体操らーちん」「台湾
Xfitnessダンス」の特設ステージを、4月8日に台湾の関係者も参加した「参道パレード」を実施する予定。
20170330春の神武祭実行委員会

橿原市の橿原神宮では、昭和15年に開催された紀元2600年大祭で、生育がよく大樹が多いという理由から、台湾阿里山(現在は国家風景区)から台湾ヒノキが持ち込まれ、現在の外拝殿をはじめとした神宮御社殿に利用されている。

また今年、2017年に生誕111年を迎える台湾の国民的作曲家・鄧雨賢は、日本で音楽教育を受けたこともあり、台湾の瀧廉太郎とも呼ばれているという。

台湾側が「日本らしい場所」での公演を検討する中で、「日本のはじまり」の地であり、橿原神宮に台湾阿里山の台湾ヒノキが使われたという経緯もある橿原神宮での公演の申し出があったことから、今回、「春の神武祭」でのコンサートが実現したという。