【ニュース】 QrioとGood不動産、福岡市内の空室に「Qrio Smart Lock」を設置、空室犯罪対策と不動産内覧効率化のための試験運用を5月中旬より開始 福岡県福岡市

2016.04.26
Qrio株式会社(東京都港区、西條晋一代表)と株式会社Good不動産
(福岡県福岡市、牧野修司代表)は、Good不動産が管理する福岡市内の空室に「Qrio Smart Lock(キュリオスマートロック)」を設置、空室犯罪への対策と不動産内覧の効率化のための試験運用を5月中旬より開始する。

「Qrio Smart Lock」は、Qrioがソニーと共同開発した、スマートフォンで鍵の開閉ができるデバイス。
専用の粘着シートを使用し、サムターンの上から被せる後付タイプのため、賃貸物件での活用も可能としている。
また、公開鍵暗号方式や、ソニー独自の暗号化技術を採用しているため、高いセキュリティを実現しているという。

空き家での鍵の管理は、キーボックスやダイヤル式の南京錠を活用した管理が全国的に主流だが、昨今、それらを逆手に取った「不正荷受」や「振り込め詐欺」などの犯罪が横行している。
従来の管理方法では、暗証番号を入力する鍵自体が外に出ている状態のため、不正に番号を取得すれば容易に解錠できてしまい、暗証番号も固定の番号を使用しているため、回避する術が無かったという。

一方、Qrio Smart Lockは、ドア内側のサムターンに被せる形で取り付けるデバイスのため、外からでは空室かどうかの判断が付かない形となっている。
スマートフォンの専用アプリによる解錠操作では、内見案内をする仲介会社に、予め操作できる時間帯を指定したうえでキーをシェアすることが可能。
また、Qrio Keypadを使用すれば、スマートフォンを所有していない仲介会社でも、暗証番号による解錠操作が可能となる。
暗証番号は、指定した周期(1時間、1日、1週間)ごとに自動更新されるため、高いセキュリティ性能を発揮するという。

試験運用の実施概要は5月中旬以降(試験運用期間3ヶ月間)。
導入物件は福岡市内のマンション等の空室。