【ニュース】 Check、車イスユーザーが自力で単独乗降できる駅の調査と車イスユーザーの意識調査を実施 東京都世田谷区

2016.01.28
多機能トイレ情報共有サービス「Check A Toilet みんなで作るユニバーサルデザイントイレマップ」を運営する特定非営利活動法人Check
(東京都世田谷区、金子健二代表理事)はこのほど、車イスユーザーが自力で単独乗降できる駅の調査と車イスユーザーの意識調査を実施、その結果を発表した。

日本では、1997年に京都市営地下鉄東西線17駅で初めて、車イスユーザーが自力で単独乗降ができる駅として開業。
その後、首都圏では2000年に都営三田線がホームドア整備時に乗車口とホームの一部かさ上げを行い、車イスユーザーが乗降できるようしたほか、首都圏・全国で少しずつ整備が広がってきているという。

今回の調査結果によると、東京都内全駅755駅のうち、車イスユーザーが自力で単独乗降できる駅は146駅(19.3%)。
都内以外の全駅8,979駅のうち、車イスユーザーが自力で単独乗降できる駅は105駅(1.08%)だった。

また、駅員の誘導とホーム渡り板での案内と車イスユーザーが自力で単独乗降に関するアンケート調査(回答者数90人)では、自力で鉄道の単独乗降をしたことある人は61人(67.8%)。
「自力で単独乗降」を希望する人は73人(81.1%)、「駅員のホーム渡り板サポート」を希望する人は17人(8.9%)だった。

車イスユーザーは鉄道の「自力で単独乗降」を望んでいることに対し、日本国内では車イスユーザーが自力で単独乗降できる駅が少ないため、不自由さを感じている人が多いことが分かったという。

調査対象は車イスユーザー、調査時期は1月14日~26日、調査方法はアンケート調査票、回答者数は90人。