【ニュース】 金沢創造都市推進委員会と金沢市、今年で2回目となる大型工芸フェスティバル「金沢21世紀工芸祭」を10月14日~11月26日に開催、多彩なコンテンツを企画 石川県金沢市

2017.08.08
金沢創造都市推進委員会と金沢市は、10月14日~11月26日の44日間、金沢市を舞台に工芸の魅力を発信する大型工芸フェスティバル「金沢21世紀工芸祭」を開催する。

「金沢21世紀工芸祭」とは、クラフト分野でユネスコ創造都市の認定を受けた金沢市が開催する、工芸の振興・発信イベント。
これまで個別開催されていた工芸イベントを集結し、新たなコンテンツを加え、2016年に初開催した。
今回は、2018年に金沢市が開催予定の「東アジア文化都市2018金沢」のプレイベントとして、様々な工芸の多様性・可能性を提示するという。

開催2回目を迎える今年のテーマは「工芸を遊ぼう」。
2016年に実施した「趣膳食彩」「工芸回廊」「金沢みらい茶会(写真)」「金沢みらい工芸部」「金沢アートスペースリンク」「国際工芸シンポジウム金沢」の6つのメインコンテンツに加え、新たに工芸と建築の可能性を探る「工芸建築」展、「KOGEIトーク」を実施する。
20170808金沢創造都市推進委員会

趣膳食彩(10月14日~11月26日)では、「つくる」を生業とする料理人と工芸作家が真摯に向き合い、食と工芸の素晴らしさを五感で味わうプレミアムな世界をつくり出す。

工芸回廊(10月19日~22日)では、金沢らしい風情が残る、東山・主計町(かずえまち)の町家に、作家とギャラリーが工芸作品を出展。

金沢みらい茶会(10月15日~11月26日)では、「茶の湯」文化が根付く金沢ならではのイベントとして、「トラディショナル」「コンテンポラリー」の2大テーマで茶会を実施する。

金沢みらい工芸部(10月14日~11月25日)では、子どもから大人まで幅広い層が参加できるワークショップを実施。

金沢アートスペースリンク(10月14日~11月26日、プレ期間9月23日~10月13日、コア期間11月11日~26日)では、金沢市と近郊に点在するアートスペース23カ所が連携する。

「工芸建築」展(11月7日~19日)では、「建築を、ひとつの工芸として考える」をテーマに、工芸作家や建築家など多彩なプレイヤーが応じる初の展覧会を実施。

KOGEIトーク「技術か?コンセプトか?若手工芸作家と語る工芸の最前線」(11月10日)では、総合監修を務める秋元雄史氏が聞き手となり、工芸の最前線のテーマに迫るという。

国際工芸シンポジウム金沢「工芸の過去・現在・未来」(11月23日)では、世界の第一線で活躍する研究者やキュレーター、オーガナイザーがパネリストを務めるシンポジウムを実施する。

「金沢21世紀工芸祭」の会期は10月14日~11月26日。
会場は金沢市とその近郊。
主催は金沢創造都市推進委員会・金沢市、共催は公益社団法人金沢青年会議所・認定NPO法人趣都金澤・NPO法人金沢アートグミ。