【ニュース】 日本旅行、旅行会社初、道南いさりび鉄道で観光列車をプロデュース、3月18日より販売を開始 北海道函館市

2016.03.17
株式会社日本旅行(東京都中央区、丸尾和明社長)は、道南いさりび鉄道株式会社(北海道函館市、小上一郎社長)で、5月28日より運行する観光列車「ながまれ海峡号」の販売を、3月18日の15時より開始する。

道南いさりび鉄道は、北海道新幹線「新青森」~「函館北斗」間が開業する3月26日より、在来線を代替する形で開業する第三セクター鉄道。
「ながまれ海峡号」は、「旅行会社」である日本旅行が企画から商品造成、サービス提供を行うという日本で初の運行形態となる。
また、北海道で唯一の供食を伴う観光列車として、函館・北斗・木古内の沿線3市町の地域情報発信の役割を担うとともに、地元産の食材を使用した、3市町の特色を活かした地元グルメ(驚き・繊細・豪快)が提供される列車になるという。
20160317日本旅行

同列車は、日本旅行の旅行商品「赤い風船商品」として1往復を設定。
沿線と道南地域の魅力と味覚を味わえる列車とするほか、落ち着いた車内に合わせた「なつかしさ」や「昭和モダン」の鉄道の旅が楽しめるようにした。
函館・木古内以外の途中駅にも停車し、地元の人々とのふれあいのひとときも設けるとしている。

供食については、往路では函館スイーツの銘店「プチメル・ヴィーユ」提供の「びっくりスイーツ丼」と自家焙煎の香り高い珈琲を提供。
復路では、イタリアンの巨匠・奥田政行シェフによるイタリアンテイストの新感覚料理を提供する。
また、茂辺地駅(北斗市)では、JA新はこだてと上磯漁協の協力により、旬の海産農産品による豪快な「いさりび焼き(バーベキュー)」を提供。
駅構内でのバーベキューは、定期観光列車としては日本初のプランだという。

使用する車両は、道南いさりび鉄道がJR北海道より譲り受けるキハ40のうち2両を観光列車として使用するために改装したもの。
普段は一般の列車として運行し、観光列車用として運行する際には、車内で食事が楽しめるテーブルやヘッドレストを設置した特別仕様となる。

設定日は2016年5月28日・6月11日・25日、7月23日、8月6日・20日、9月以降については6月中旬に発表・発売予定。
行程は函館(16時頃発)~木古内(17時40頃着・18時30分頃発)~函館(20時10分頃着)の1往復。
募集人員は1列車で最大50名(最少催行人員2名)。

商品は3月18日より全国の日本旅行各支店ほか、インターネットなどでも販売する。