【編集部取材】 上越市の料亭「やすね」、東京・恵比寿に料亭居酒屋「上越やすだ」をオープン、地元の希少な食材を「料亭の技」で提供 新潟県上越市

2014.04.30
上越市で120年の歴史を有する料亭・結婚式場「やすね」を運営する株式会社やすね(新潟県上越市、安田浩社長)は3月7日、東京・恵比寿に料亭居酒屋「上越やすだ」(東京都渋谷区)をオープンした。
運営はグループ会社の株式会社アスティア(新潟県長岡市、関川喜次郎社長)。
同社は、2012年9月、東京・田町に「和飲屋(わいんや)七代目音次郎」をオープン。
新潟の郷土料理や銘酒、ワインを提供する業態で東京に初進出した。
今回オープンした「上越やすだ」は、東京では2号店となる店舗で、カジュアルな印象の1号店に比べ、「老舗料亭」の色合いをより強くしている。
同店では、この4月にメディア向けの試食会を開催、新潟の旬の素材を使用した料理や、こだわりの地酒を披露した。
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同店の出店場所は、JR・東京メトロ「恵比寿」駅より徒歩3分の、ガラス張りの正面が印象的なビルの1階。
駅徒歩3分ながらも周囲は比較的閑静なエリアで、隠れ家的な一画といった印象だ。
建物は道路から若干奥まっているが、ガラス張りの壁面からは、ぬくもりのある店内を垣間見ることができる。
料亭風の玄関を通るとすぐに、壁面に埋め込まれた格子状の棚に銘酒がずらりと並ぶ。
ホールへ入ると、ライブキッチン風の板場をカウンター席が囲み、さらにその周りにテーブル席が並んでいる。
料亭仕込みの確かな「職人技」を間近にしながら、新潟出身のスタッフによる「おもてなし」が受けられる店内。
この日も、ふるさと新潟のなつかしい味を求めて来店する人や、評判を聞きつけて訪れた近隣の人など、多くの利用客で賑わっていた。
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メディア向けの試食会では、冬から春先にかけてが旬の高級魚「のどぐろ」の塩焼き(写真)や、日本海でも限られた地域でしか獲れない「どろ海老」の塩焼き、「佐渡の汐するめ」の天ぷら、「幻魚」と「メギス」の干物といった海の幸のほか、上越のブランド牛「和み豚」の塩糀焼きなども提供された。
何れも、地元の老舗料亭ならではの「仕入れルート」を最大限に活用した希少な食材を使用したものだが、奇をてらった創作料理ではなく、素材の味を最大限に引き出した「なつかしい味」が特徴だ。
また、日本酒については、96蔵を擁する新潟の酒の中から、常時30種類を用意。
「お勧め」は、地元酒蔵との提携による同店オリジナル銘柄「上越やすだ」だという。
1年後の北陸新幹線延伸開業後は、東京から2時間圏内となる上越市。
上越市の老舗料亭が東京で仕掛ける新業態の動向は、今後も注目されるところだろう。
料亭居酒屋「上越やすだ」の所在地は東京都渋谷区恵比寿南1-14-10 福隆ビル1階、交通はJR・東京メトロ「恵比寿」駅より徒歩3分。
営業時間は17時30分~24時。日曜定休。
坪数は55坪、席数は55席(カウンター席・テーブル席・半個室・個室)。