【ニュース】 プリンスホテル、「食品ロス削減に向けた実施計画」を策定、軽井沢プリンスホテルのブッフェレストランで9分割のパレットスタイルプレートを導入 長野県軽井沢町

2019.05.17
株式会社プリンスホテル(東京都豊島区、小山正彦社長)はこのほど、世界的な問題となっている食品ロスの課題に取り組むため、「食品ロス削減に向けた実施計画」を策定した。

同計画は2019年5月より、「調査」「検証」「需給予測モデルの開発」「運用」を段階的に行うもの。
第一段階では、5月下旬に軽井沢プリンスホテル(長野県軽井沢町)のブッフェレストランで食品ロス削減効果が見込まれる9分割(9つに仕切られた皿で取りすぎを防止)のパレットスタイルプレートを導入。
導入前後の実消費量や食品ロス量などの計測調査やアンケート調査を実施する。
調査結果を検証し、今後の需給予測モデルの開発につなげたいという。

食品ロスは、2015年9月に国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で定められている「持続可能な開発目標」(SDGs)のターゲットの1つ。
2030年までに小売・消費レベルでの世界全体の1人当たりの食品廃棄物を半減させることが盛り込まれるなど、世界的な問題となっており、日本でも家庭や事業者の食品ロス削減に向け、官民連携した取り組みが進められている。

西武グループでは、2019年からの中期経営計画で、環境保全を含めた「ESG」に関する活動を「サステナビリティアクション」とし、今まで以上に積極的に推進している。
今回の活動は、12項目のアジェンダの中の「廃棄物削減」に含まれるもの。