【ニュース】 関電不動産開発など、くろよんのホテル事業を再開発、IHG®と提携し「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」を2020年に開業 長野県大町市

2019.04.04
関電不動産開発株式会社(大阪市北区、勝田達規社長)と株式会社関電アメニックス(大阪市中央区、稲田豊社長)は、黒部ダムの玄関口となっている長野県大町市で展開するホテル事業の再開発計画を決定した。

IHG®(インターコンチネンタルホテルズグループ)と提携し、
2020年春を目途に日本国内二番目のホリデイ・インリゾートブランドとなるホテルとして「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」(長野県大町市)を開業する。

同ホテルは、関電不動産開発が建物を保有し、グループ企業のホテル運営会社の関電アメニックスが、IHGの日本法人「IHG・ANA・ホテルズグループジャパン」(東京都港区、ハンス・ハイリガーズCEO)とホテル運営委託契約を締結し、運営を行う。

同計画に伴い、現ホテルでの営業は2019年9月末で終了する。
まずは2020年春に既存ホテルをリニューアルし、2021年春に30室の新館をオープンする予定。

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大町市でのホテル事業は、四季折々の自然に囲まれた、黒部ダムに最も近い高原リゾートホテルとして1965年に「ホテルくろよん」を開業。
1988年に「くろよんロイヤルホテル」として増改築して以来、「株式会社ロイヤルホテル」「株式会社本吉兆」に協力を得て、
30年間に渡り、国内外を問わず多くの利用客に愛されてきた。

日本の原風景ともいえる長野県の美しい自然と、日本一の長寿を育む豊かな食を国内外の利用客に提供するため、今回の再開発にあたっては「ANAホリデイ・インリゾート」のブランド力とノウハウを活用し、利用客の想像を越える感動体験と寛ぎの時間を提供し、大切な人との素敵な思い出作りができるホテルを目指す。

大町市は、長野県の北西部に位置し、その西部一帯に日本の屋根といわれる標高3,000m級の北アルプスの山々を連ね、清冽な雪どけ水が年間を通じて地域を潤し、四季を通じて美しい景色が広がる山岳観光都市。
立山黒部アルペンルートの長野県側の玄関口であり、かつて世紀の大事業と言われた黒部ダム建設を支えた同市は、黒部ダムやアルペンルートの観光をはじめ、登山やトレッキングなど山岳観光ルートに訪れる、国内外からの利用客の宿泊地となっている。

また、江戸時代には、日本海と松本を結ぶ「塩の道」の中間地点に位置し、交通要衝の地であったことから、街道沿いには、当時の歴史的建物が残されており、国宝仁科神明宮をはじめ多くの文化財も有しているという。

新ホテル名称「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」の所在地は長野県大町市平2020。
客室数は103室(2020年リニューアル開業時には73室の予定)。
付帯施設はレストラン、ラウンジ、宴会場、リゾートセンター、キッズクラブ。
開業予定は既存ホテルリニューアルが2020年春、新館オープンが2021年春。