【ニュース】 東急グループ、「伊豆高原」駅前でレストラン「ミクニ伊豆高原」を2019年秋にオープン、設計は隈研吾氏、プロデュースは三國清三氏 静岡県伊東市

2019.03.20
東急グループは2019年秋、伊豆急行線「伊豆高原」駅前(静岡県伊東市)でレストラン「ミクニ伊豆高原」をオープンする。
営業時間やメニューなど、具体的な内容は決まり次第発表する予定。

地上1階建の同レストランは、国内外からの観光客だけでなく、近隣在住者もターゲットとし、東急電鉄が施設を所有、東急ホテルズが運営を行うもの。
「オテル・ドゥ・ミクニ」オーナーシェフの三國清三氏がプロデュースする。
東急グループ各社が事業を展開する伊豆エリアで、同レストランのオープンを通じ、地域やグループ各社とのシナジー効果を発揮することで賑わいを創出、回遊性の向上と地域の活性化を目指す。

料理は地産地消にこだわり、新鮮な魚介類や厳選されたフレッシュなオリーブなど、伊豆ならではの旬の食材を最大限に活かしたメニューを提供。
店内には広々としたオープンキッチンを設置、ライブ感溢れる空間で逸品の数々をカジュアルに楽しむことができるという。

同レストランの設計は、建築家・隈研吾氏が担当。
伝統的な懸造り(かけづくり)の手法に倣い、既存の地形に極力手を加えないことで、青々とした海や山々といった伊豆高原の豊かな自然に溶け込んだ建築を実現する。
象徴的な木組みの構造体は、外部から見上げた際に美しく、室内でもシンプルで力強い空間を演出するという。
建物外周のガラス面からは、心地良い陽の光が差し込むとともに、雄大な太平洋や伊豆大島を一望できるとしている。

東急グループ各社は、伊豆エリアで鉄道事業やホテル事業などを展開してきた。
2017年7月には、伊豆急行と東急電鉄が共同でJR「横浜」駅と伊豆急行線「伊豆急下田」駅を結ぶ観光列車「THE ROYAL EXPRESS」の運行を開始。
2019年4月からは、東急電鉄がJR東日本・ジェイアール東日本企画とともに、伊豆エリアの観光拠点間のシームレスな移動を実現する2次交通統合型サービス「観光型MaaS」の実証実験を開始する。
さらに2020年6月には、東急電鉄と東急ホテルズがJR・伊豆箱根鉄道「三島」駅南口で「富士山三島東急ホテル」を開業するなど、今後も伊豆エリアの活性化に取り組むという。

「ミクニ伊豆高原」の所在地は静岡県伊東市八幡野1172-2、交通は伊豆急行線「伊豆高原」駅より徒歩1分。
延床面積は219.5㎡、構造・規模は鉄骨造木造・地上1階建。
座席数は約50席。