【ニュース】 JR西日本グループ、「広島駅ビルの建替え計画」の概要を発表、商業・ホテル・駐車場で構成する新駅ビルを2025年春に開業予定 広島県広島市

2019.03.18
西日本旅客鉄道株式会社は3月15日、JR西日本不動産開発株式会社・中国SC開発株式会社・株式会社ジェイアール西日本ホテル開発と共に、2014年9月に広島市が策定した「広島駅南口広場の再整備等に係る基本方針」に基づいて検討してきた「広島駅ビルの建替え計画」の概要を発表した。

JR西日本グループでは今後、広島駅橋上・高架下施設「ekie(エキエ)」や新幹線コンコースの整備に続き、2025年春の開業を目指し、駅ビルの建替え計画を推進していく。
1965年の開業の現在の広島駅ビル「ASSE(アッセ)」は2020年3月末に閉館、2020年4月に駅ビル建替え工事に着手し、2025年春に新駅ビルを開業する予定。

新駅ビルでは、広島・瀬戸内の玄関にふさわしく、広島に新たな賑わいや交流、感動を創出する施設となることを目指し、商業・ホテル・駐車場を導入する。
特に駅ビル2階の路面電車が進入する空間は、広島駅中央口改札や新幹線口改札から段差なくフラットに繋がり、駅と歩行者空間、商業施設が一体となった魅力的な空間を創出。
また、駅ビル1階に整備される駅前広場とも繋がり、利用しやすい公共交通ネットワークを形成する。

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商業施設では、店舗面積約2万5,000㎡のショッピングセンターとシネマコンプレックスを計画。
多種多様な店舗を揃え、広島を訪れる人々や地域の人々に様々なシーンで利用してもらえる施設をつくる。
また、屋上などの広場を活用し、賑わいや交流、憩いの場も創出するという。
運営は、ショッピングセンターが中国SC開発株式会社、シネマコンプレックスが株式会社松竹マルチプレックスシアターズを予定。

ホテルでは、駅ビル高層階にJR西日本ホテルズの新規ブランド「ホテルヴィスキオ」(400室規模)を計画。
駅北のホテルグランヴィア広島とあわせ、国内外から訪れる人々の多様なニーズに対応し、洗練されたデザインのホテルを目指す。
ホテルの事業主体は株式会社ジェイアール西日本ホテル開発、運営は株式会社ホテルグランヴィア広島を予定。

駐車場は、駅ビル直結駐車場(約500台)に加え、駅北西に別棟駐車場(約400台)を計画している。

新駅ビルの所在地は広島市南区松原町2番37他。
建築面積は約1万4,000㎡、延床面積は約11万1,000㎡。
構造・規模は鉄骨造・地上20階地下1階、高さは約100m。
用途は商業・ホテル・駐車場。