【ニュース】 大津市など3者、琵琶湖畔~JR「大津」駅間の約0.7kmで自動運転シャトルバスの実証実験を3月21日に実施 滋賀県大津市

2019.02.20
大津市・京阪バス株式会社・日本ユニシス株式会社の3者は、大津市で自動運転シャトルバスの実証実験を3月21日に実施する。

走行ルートは、大津市の中心市街地にある琵琶湖畔と、JR「大津」駅を結ぶ片道約0.7km。
一般車両・歩行者との混在区間を、乗客を乗せて走行する。
走行は自動運転レベル3(条件付自動運転)での運用を想定しており、実証実験中は乗客の安全確保のため、運転⼿が搭乗し常に安全監視を行う。
シャトルバスとしての運行を見据え、定間隔運行の実現可能性、自動運転バスに対する市民の受容性、シャトルバスに対する市民のニーズを検証するとしている。

近年バス業界では運転手不足が深刻化。
一方で超高齢社会を迎え、自動車の運転に不安を覚える人たちが増える中で、高齢者などの交通手段の確保は喫緊の課題となっており、バスをはじめとした公共交通の重要性は年々増している。
また同市では、高齢者の移動手段や観光客の二次交通が不足しており、解決策の一つとして自動運転の実用化を目指しているという。

今後は、同実証実験で得られた検証結果をもとに、同市における超高齢社会における新たな移動手段と、観光客の二次交通を実現する新たなモビリティサービスを検討するとしている。

実証実験の実施日時は3月21日の10時30分~16時(当日荒天の場合は翌日に延期)。
運行コースは琵琶湖畔~JR「大津」駅間の中央大通りを往復、運行スケジュールは30分間隔で計9便。
乗車モニター40名を募集する(事前申し込み、申し込み多数の場合は抽選、当日申し込みの詳細は2月下旬に市ホームページで案内)。